2009年7月22日(水)午前11時前くらいから皆既日食が観測できます。
日本で皆既日食が観測できるのは屋久島から奄美大島までの間です。
全国でも部分日食の観測は可能ですが、
悪石島では皆既継続時間が6分30秒という21世紀最大級の日食となります。
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主な地域の部分日食の時間(この地域以外でも日食の時間に大差はありません) |
主な地域 |
欠け始め |
食最大 |
食分 |
食終了 |
悪石島 |
9:34 |
10:56 |
1・03 |
12:20 |
屋久島 |
9:34 |
10:56 |
1・01 |
12:19 |
鹿児島 |
9:35 |
10:54 |
0.97 |
12:16 |
熊 本 |
9:35 |
10:53 |
0.93 |
12:16 |
大 阪 |
9:44 |
11:03 |
0.83 |
12:22 |
東 京 |
9:53 |
11:08 |
0.75 |
12:28 |
札 幌 |
10:01 |
11:07 |
0.51 |
12:28 |
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黒い太陽とコロナを長時間見られる絶好のチャンスです。
世界的に見ても、ここまで長い時間の皆既日食は滅多に起こらないのです。
パキスタンで始まった日食は、トカラ列島と小笠原諸島の南方を経て太平洋上で終わります。
日本で観測が可能なのは、屋久島の南、奄美大島の北の島々に限定されます。
トカラ列島は日食の中心帯域に位置している絶好の観測ポイントです。
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皆既日食とは、月が太陽を完全に覆ってしまう現象です。
太陽が部分的に隠される「部分日食」なら、国内でも2、3年に1回の割合で観測されますが、
皆既日食となると数十年に1度しか起こらない大変珍しい現象です。
皆既日食は世界のどこかで1年に1度くらいの確率で見られるのですが、
同じ場所で起こる皆既日食は100年に1度くらいの確率でしかめぐってきません。
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